拝啓 メタボ様
最近、アンチエイジングという言葉をよく見聞きします。「アンチ=抗う」、「エイジング=加齢」という意味ですから、直訳すれば「抗加齢、抗老化」。女性が外見の若返りのために行う美容(エステ、化粧品、美容外科など)のことのようなイメージが先行していますが、医学(医療)としてのアンチエイジングの本質は「健康長寿」にあります。
医学・医療というと、病気や病人を治すためのものと考えられがちです。実際20世紀までは医学の対象は人間の「病気」、「疾患」に対する科学的アプローチでありました。ところが、ここにきてそれが変わってきたのです。これまで、生物としての人間にとって「老化」して「死」を迎えることは生理学的に不可避であると考えられていたのが、医学によって「老化」のスピードを遅らせることが出来る時代が来たのです。アンチエイジング医学の対象は「病気」ではなく、「健康」状態のレベルアップともいえるでしょう。
老化を促進させる原因は「遺伝的要因(体質)」、「活性酸素」、「ホルモン低下」、「過栄養状態(メタボ)」などが考えられています。そう、「メタボ」はアンチエイジング医学のターゲットのひとつでもあり「遺伝的要因」以外に関しては、日常生活をアンチエイジング的なものに変えることでコントロール出来るわけです。
皆さんも「メタボ」とおさらばして、アンチエイジングに生きてみませんか!
敬具
■青木 晃(アオキ アキラ)
NPO法人メタボランティア 理事
http://www.metavolunteer.com/index.html
順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座 准教授
防衛医大卒。統合医療による内科的アンチエイジング医療を第一線の臨床で実践するアンチエイジング医学の第一人者。アンチエイジングダイエット、QOLドックの提唱者でもある。アンチエイジングクリニックのプロデュースも手がけ、アンチエイジングビジネスのスーパーバイザーとしても知られる。TV、ラジオ、雑誌、講演会などのフィールドでも幅広く活躍中。
「Dr’s Eye」http://blog.livedoor.jp/drseye/



